私がジャズピアノに興味を持ったきっかけは、坂道のアポロンというアニメです。
2011年頃テレビ放送されていたアニメで、ピアノでクラシックしか弾いたことのない気弱な男子高校生が、転校先で出来たジャズドラムをたしなむ友人に感化されジャズピアノのにはまっていくという内容のアニメです。
このアニメで、ピアノやドラムなどのセッションというものを初めて見たとき、ジャズに大きく興味を持ちました。
ピアノが仕掛けてドラムがそれに答える。誰かのきっかけで演奏の流れが変わる。
音で会話をしているのです。
私も小さいころからピアノを弾いていましたが、クラシックやアニメ・ゲームの音楽といったものしか弾いたことはありませんでした。
幼いころにピアノの先生と連弾したことはありましたが、それ以降、弾くときはいつも一人でした。
軽音部に入ってバンドを組んだことはありましたが、合奏するだけで、演奏の空気を読んだり、流れを変えたり誰かの演奏に応えたり、ということはしたことがありませんでした。
そんな私が初めはネットでJAZZについての練習サイトを見ながら基本的なルールを覚え始め、昨年末からは
ジャズピアノレッスンに通っています。
ジャズなら会話ができます。流れを変えて最も美しい演奏をすることができます。
坂道のアポロンを見てそれを知ったとき、私はジャズに非常に興味を持ち、特に幼いころから弾いていたピアノに心惹かれたというわけです。