今ではインターネットで部屋を探す事が当たり前になりましたが、私が初めて部屋を探した当初はスマホもないし、ネットもそれほど生活に活用されていなかった時代だったので街の不動産屋さんのウィンドウに張り出されている間取り図を眺めては「どんな家具を置こう」とか「カーテンはレースの重ねがけにしよう!」と心をときめかせていたものでした。
予算は多くは無かったのに、譲れない条件を挙げていくとキリがなかったので随分不動産屋さんを困らせてしまいました。
初めての一人暮らしは安全面から2階以上。寝る前の長風呂が好きだからバス・トイレは絶対別!どんなに狭くても洗濯機は室内に置きたい。
ベットを置きたいから畳は嫌。料理も頑張りたいからシンクは広めでガスは2口以上。職場の駅周辺で7万円以内。あ。出来れば礼金無しでね。
…そんなもんあるかー!!!
と担当の方は言いたかったでしょう。わかります。
当時の夢見る世間知らずは怖いもの無しなので、その条件を突き付けては体よく追い出される事もありました。
東大和市の賃貸で、住みたいなと思う部屋は大体10万円前後でしたし、かと言って条件もなかなか妥協できない。そんな私でしたが運良く親切な担当さんにあたり、手を変え品を変え、最寄り駅を変えてなんとか許容範囲だと思える物件を探してくれたのでした。
苦労して見つけた部屋は自分だけのお城のようで、また引っ越す際には是非とも相談に行きたいです。